最旬メンズパーマのスタイル技術を公開!「apish」セミナーレポート(後編) - tredina(トレディナ)

最旬メンズパーマのスタイル技術を公開!「apish」セミナーレポート(後編)

最旬メンズパーマのスタイル技術を公開!「apish」セミナーレポート(後編)

「apish AOYAMA」の新進気鋭の若手デザイナー、貴龍氏と黒山慶司氏をお迎えして2019年2月26日(火)に開催された特別セミナー。後編はトップデザイナーの貴龍氏による『最旬メンズパーマスタイルのつくり方』についてレポートします。

新規のパーマ指名数、そして驚異的なリピート率を誇る両氏による特別パーマセミナーの第二弾を開催。女性のみならず、メンズパーマの指名率も高い貴龍氏は、クリームパーマのステップに加え、仕上がりを左右するスタイリングの方法を披露。早速、当日の施術の工程をプレイバック!

メンズパーマは毛先の厚みと毛量がポイント

カット技法でボリュームをコントロール

貴龍さん(以下貴龍):今回のスタイルの完成イメージは「3年A組」の菅田将暉さん。フロントがやや重めでありながら、カールがしっかり見えるようにするのがポイントです。
パーマによる毛束をなじませたい、あるいはトップにボリュームを出したい場合は、内側から隙間を作るようにカット。そうすれば隙間を持たせながらも、毛先の厚みや毛量をキープすることができます。

貴龍:一方、重めのスタイルやリッジを出したいお客様には、ふくらみやすい毛先をカービングカットでとればまとまりも出てツヤ感もでます。このカット技法は、細かい毛が自然と内側に入るので毛先のパサつきも抑えられますよ。

パーマ履歴がある髪もカバー

貴龍:新規のお客様の場合、カラーやパーマの履歴が残っていることがほとんどですが、フロントの毛量はそのままに、耳まわりや後ろはすっきりさせたいなど、様々なご要望があるかと思います。
その際にイメージして貰いたいのが習字の筆です。真ん中が一番長く、外側に向かうにつれて短くなっていますよね。これがいわゆるカービングカットされた状態ですが、このように整えられた毛先にパーマをあてると真ん中が軸になります。けれども、束になっていない髪にパーマをかけてもただ広がっていくだけで膨らみが増えてしまうので、シザーの刃を寝かせながらすべらせるようにカービングカットをしてみてください。

貴龍:髪が多くて硬い人は逆のパターンが多くて先に毛量を調整して、最後にカービングで質感を調節します。骨格によって斜行が違うのでレイヤーで高さを持ち上げるだけでは顔がどんどん長くなってしまうのでスライスの幅を広げ、ワインディングの箇所を減らしてボリュームを減らすなどして細かいところを調整しましょう。

お客様の"理想のスタイル"に仕上げるパーマテクニック

パーマのまとまりを良くするためには

貴龍:メンズパーマで最も気をつけなければならないのが、レイヤーの入った髪へ強めのパーマをかけ、毛先がクルクルと暴れてまとまりがなくなってしまうこと。私は「タマリス」の“システインパーマ”を使用しているのですが、クリーム状なので柔らかいニュアンスに仕上がります。また、もともと質感調整にも使える薬なので、髪質に対してテンションをかけながらペーパーで押さえると、よりまとまりやすくなります。

貴龍:薬剤を塗るときは、根元までなじませてやや引っ張りながらロッドで巻いていくと、サイドのボリュームダウンも叶います。また、個人的にはトレンドに合わせて円錐ロッドを使うことが多いですね。毛先に向かってカールが大きくなるように出来ているので根元はしっかり、そして毛先は大きめのニュアンスになります。
もし、毛先にブリーチやパーマが残っていたとしても、この形状であればカールを大きく出せますし、根元は細い部分でしっかり巻いてテンションをかければ均一なカールになります。さらに、毛先を逃せばランダムな仕上がりになりますよ。また、私の場合は上から巻くこともありますが、基本的には下から巻きます。

巻くときはつむじの位置を見極めて

貴龍:円錐ロッドを巻きはじめるときは、まずつむじの位置の確認を。つむじに近い逆巻きにしてしまうとトップが膨張し、アウトラインのシルエットが一気に崩れてしまいます。毛量の多い方につむじがある場合は本数を減らしてバランスを取り、最後につむじ周辺を巻くのが正解です。

貴龍:巻く前にクリームシスのチオ配合の薬剤を根元になじませ、軟化したら最後に毛先に一番弱い薬をのせます。基本的には8分ほど置いてから流しますが、そのときは上から流すのがポイント。毛先のダメージを防ぎならがしっかりカールを施すことができます。
なお、私の場合前処理を行うことは少ないですね。パーマ剤でクセや履歴を見極めながら調整する方が、なりたい仕上がりにアプローチできます。

忙しい朝でも効果的なスタイリングの方法を伝える

スタイリング方法を伝えることでお客様の心をつかむ

貴龍:仕上げは、パーマの持ちを左右する重要なポイント。ドライヤーで乾かすときは、絶対に毛先を触らないようにしているのですが、その方がカールも綺麗にでますよ。
サロンではディフューザーを使って髪全体に弱い風をあてているのですが、もし自宅にない場合は弱風の温風で根元をつまみながら手の中で乾かすようなイメージでと、お伝えしています。

貴龍:"パーマ=スタイリングしなくても良い"と思われるお客様がいらっしゃいますが、自然乾燥の場合、どうしても毛先だけが自由に跳ねてしまい、根元がぺたんと寝てしまう。お客様にお伝えするテクニックとしては、頭にサングラスを乗せる位置から後ろ以降の根本を少しだけつまんで乾かすということ。毛先は決して引っ張ったりしません。根元が1度立ち上がれば、あとは自然に毛先に向かって綺麗なウェーブが再現されます。
物理的にできること、できないことをしっかり伝えつつ、会話の2割程度はプロフェッショナルとしてのアドバイスをお伝えするようにしています。

貴龍:また、最近私が好きなスタイリング法が、ムースにワックスを混ぜて自然乾燥だけで終わらせるというもの。軽めの仕上がりが好きな方は、ワックスに少しだけグリースをMIXするという裏ワザもあります。最近ではSNSや動画でスタイリングの方法を研究されている男性のお客様もいらっしゃるので、その方の髪質に合った方法かつ、美容師ならではのテクニックをお伝えしてみて下さい。

貴龍:今回のマッシュスパイラルパーマの場合は、全体にワックスをなじませたあとに、指を立てながらシャンプーをしているかのようにジグザグに動かしていくとウェーブが出てきます。そうするとフロントが重めでありながら、トップとリッジが立ち上がったスタイルが完成。
朝のスタイリングの楽さを求める方には極力作業を減らすようなポイントを、しっかり細かく教えてあげるのが男性のお客様の心を掴むコツだと思います。ぜひ今回のセミナーのテクニックを明日からのサロンワークに生かして下さい。

プロフィール

スタイリスト情報

Top Designer 貴龍
副店長/Top Designer 黒山慶司

サロン情報

サロン名:apish AOYAMA【アピッシュ アオヤマ】
住所:〒107-0062 東京都港区南青山5-12-6 青山和田ビル2F

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