パーマのオーダー率78%!業界トップクラス「アピッシュ」のパーマ技術と指名率を上げる集客のコツ(後編) - tredina(トレディナ)

パーマのオーダー率78%!業界トップクラス「アピッシュ」のパーマ技術と指名率を上げる集客のコツ(後編)

パーマのオーダー率78%!業界トップクラス「アピッシュ」のパーマ技術と指名率を上げる集客のコツ(後編)

「apish AOYAMA」の新進気鋭若手デザイナー、貴龍氏と黒山慶司氏をお迎えして2018年10月2日(火)に開催された特別セミナーをレポート! 後編は明日から使える『リアルカット&パーマ』の実技、そして作品撮りの方法をレクチャーして頂きました。

新規のパーマ指名数、そして驚異的なリピート率を誇る両氏による特別パーマセミナーの後編。黒山さんは再現性の高いデジタルパーマのステップを。そして貴龍さんはショートのお客様が多いこともあり、柔らかさや操作性が魅力のクリームパーマを紹介。早速、カットからロット巻き、そしてスタイリングまでの一連の流れをプレイバックします。

パーマ前のカットの重要性とは

ウェットカットがパーマデザイニングの要

黒山さん(以下黒山):「apish」ではパーマ前に必ずウェットカットを行います。パーマにおいて大切な形状をしっかり出せること、そしてカットのときに起こるパサつきを軽減できるという2つのメリットがあるからです。

黒山:もうひとつのポイントはセニングを極力行わず、お客様の持つ髪のバランスを保つということ。パーマによる膨張やお客様の生えグセを恐れてしまうあまり、思い切って削いでしまうスタイリストさんを見かけるのですがこれはNG。半年後にその梳いた箇所が伸びて毛先に向かってくるとペラッと薄くなってしまいます。
その結果、シルエットがまとまらなくなったりパサつきが出たりしてしまうのです。毛先はツヤがしっかり出るように厚みをぼかします。毛先と中央に重さを残すことでパーマのリッジもキマります。

貴龍さん(以下貴龍):ドライの方がもちろん施術時間も短くなりますし、回転率も上がります。でも、長さを見極められるウェットカットの方が完成度も高くなります。特に新規でパーマを希望されているお客様は不安な気持ちで来店されています。この間に今行っているカットについて丁寧に説明を行うことで、より安心して頂けると思います。

黒山:そうですね。ボリュームダウンさせる場合は梳くのではなく、巻きを工夫することで抑えるようにしましょう。

巻き方のポイントと薬剤の注意点

毛先のカールを意識してロット巻きを

貴龍:私がいつも使用している薬剤は「タマリス」の“シスキュア”です。クリーム系パーマの良いところは、これまでの施術が違うところに対して、カラーのように塗り分けができること。ダメージ部分が強い部分は弱めの薬剤、新生部に対しては強めでアプローチをかけ、毛先に動きを出すといった塗り分けによる仕上がりの調整がかけられます。
今回は、毛先にパーマ履歴があるところをシステインとシステアミンのハイブリッドの一番弱い薬で巻きました。柔らかい質感に仕上がるので馴染みも良いですよ。

貴龍:次に、ウィービングするようにチップを太めに取りランダムで巻きます。特にハチ周りがふくらみやすい方は中間のほうからエッジを出すようにボリュームをコントロールし、くさびを作ります。バングスをサイドに流して動きを出す場合はロット、もしくは回転数を変えましょう。

貴龍:また、重ならないようにロットを巻くのも重要なポイントです。毛先は1〜半カールに留めます。一方、えり足や耳下はくびれが出るよう、カットによる下準備を行っているのでほとんど巻くことはありません。こうすることで収まりの良いシルエットになります。中間、もしくは毛先を中心に巻くかはお客様の今の状態を加味する必要があります。カットと連動した巻き方を意識しましょう。

貴龍:軟化チェックも大切です。クリームタイプの場合、リッジを出すのが難しいと感じるかもしれません。最初はやや強めに、そして2液のときは徐々に付け足しながら様子を見ると失敗しにくいです。液だれしないのがこのパーマの特徴なので、後から調整しやすいですよ。

黒山:「apish」では末端が太くなっているような円錐型ロッドを使っています。コールドパーマの場合、毛先にグリッとしっかり入るので、ニュアンス程度のウェーブが欲しい場合、このアイテムで巻くと良いですね。特にボブから上のレングスの場合はぜひ活用してみてください。

仕上げはお客様との大切なコミュニケーションタイム

手軽なセルフスタイリング術を伝授

黒山:「タマリス」の“ソルティール トリートメント フォーム”を全体になじませたら「ダイソン」のドライヤーで素早く乾かします。「apish」の場合、この工程では手を動かすことなく、極力ドライヤーの風のみでパーマのリッジを出します。
手を使用して勢い良く乾かすサロンさんが多いのですが、そうすると初めからパーマを強くかけないと長持ちしません。しかし、グリグリの状態であがってきた状態をお客様が見ると、例えその後の仕上がりがナチュラルになったとしても、ショックを受けたり不安になったりする可能性が高くなるのです。

貴龍:濡れた状態かつ、一番綺麗にかかった状態をまずお客様にお見せし、パーマをキープさせるためのスタイリング法を伝えるようにしています。お風呂の時間帯が朝、もしくは夜なのかも自宅でパーマを再現するための重要なポイント。朝、乾いた状態でスタイリングするのであれば必ず濡らすこと。そしてシャンプーをするように指を立てて根元の毛を横に動かすようにすれば、簡単にパーマの動きを演出できます。

貴龍:忙しい朝は濡れた髪にムースをなじませたら、1分ほど放置してくださいとお伝えしています。その間にメイクしたり朝ごはんを食べたりしても良いですね。パーマ=スタイリングが大変というイメージも覆すことができます。

「3回の感動」がリピート必至のカギ

黒山:私の場合、ショートの方以外はデジタルパーマを採用しているのですが、その理由は再現性が高いこと。サロンで綺麗に仕上げたスタイルが自宅でも、そしてセルフスタイリングでも叶うとお客様は感動して下さいます。さらにそれを友人に気づいて褒めてもらう体験が加わるとお客様は3回満足されたことになります。そうなるとリピートに必ず繋がります。
過去にパーマがすぐにとれてしまったというお客様にも活用できるテクニックなので、最後のステップではコミュニケーションを大切にしてくださいね。

パーマ施術を成功させる秘訣とは

カウンセリングでお客様とイメージを共有

黒山:「apish」ではサロン全体の強みとしてパーマ施術を打ち出していることもあり、他店で“1日で取れてしまった”“グリグリになってしまった”など、不安を抱えて来店されるお客様が殆どです。
そこで大切なのが最初のカウンセリングです。多くのお客様はなりたいイメージの画像を見せてくださいますが、自身が描くゴールとスタイリストが似合うと感じるものが必ずしも一致するとは限りません。「apish」のカウンセリングシートは、なりたいイメージが20項目、さらに日々のケアや髪質に関する要望の項目が18項目に分かれています。

黒山:実はこれらの項目は、カジュアル/クール/エレガント/キュートといったようにマトリックス状に並んでいるので、ある行列にチェック項目が多いと、お客様が実際に望んでいるイメージが一目瞭然で理解することができる仕組みになっています。お客様の満足度を高めるために、そして私たちが提案するスタイルをより希望と一致させるためにもこのシートは欠かせません。

貴龍:先述した通り、他店で梳きすぎてしまっている場合は、希望通りのスタイルが叶わないこともあります。ただし、3〜5回にわたるヘアスタイルプランを予めお伝えし、絶対に完璧なルックスを完成させる旨を最初にお伝えするようにしています。コミュニケーションを取り合って一緒に理想のスタイルを作り上げる姿勢を見せることで信頼関係を築くことも、リピートへ繋げることも可能となります。

アシスタント時代からパーマへの苦手意識をなくす

貴龍:「apish」のパーマアカデミーでも、普段パーマを行わない、あるいはアシスタント時代にそこまで練習してこなかったという話はよく聞きます。
私たちのサロンでは1年目の後半から約2年かけて、コールド、デジタル、クリーム、メンズパーマと、カテゴリー別に練習を重ねます。また、巻き方そのものはシンプルなので実際の施術でもアシスタントにヘルプで入ってもらうことが多くあります。
この方法を採ると、パーマに対してマイナスのイメージを持たずにスタイリストデビューできるのがメリット。私自身もそうでしたが、まずはパーマを好きになることが上達への近道といえるでしょう。

渾身のスタイルをより多くのお客様へ伝える

「悩み解決型」のスタイル提案

黒山:ここ数年でSNS経由での検索や予約が当たり前となってきましたが、いいね!がつくスタイルが実際に指名に繋がるかどうかは必ずしもイコールでないと思います。
必ず文章で自分の得意なスタイルの紹介やパーマを成功させるためのプロセス、「ボリュームが少ないペタンコな髪でもふんわりします」といった悩みを解消するアドバイスを書くことで指名に繋がります。

貴龍:人気の作品については、少し間隔をあけてインスタグラムにアップしています。トレディナの場合、作品紹介やお客様のリアクションのみならずそのままダイレクトに予約できます。新しいスタイルを撮影したら間口を広げるためにも様々なSNSを活用するようにしましょう。

黒山:撮影のポイントは画像のトーンを揃えること。インスタグラムの場合は少なくとも9枚は同じにしたいですね。私の場合はどのモデルさんにも“アンニュイな表情をして下さい”とお願いすることが多いのですが、皆さんも自身の作品に合った表情をオーダーすると良いでしょう。

貴龍:顔の角度は真正面ではなく、下から撮影しても女性らしい雰囲気になりますよ。また、中央に顔やスタイルをアップで載せるよりは、少し余白を残すイメージで撮影すると1枚の写真が作品として可愛く仕上がります。

黒山:トーンを揃えるということはSNSの投稿のみならず、これはお店の顔ともいえるホームページを作成するときにも言えること。スタッフごとにページを持つことも増えてきていると思うので、ぜひ活用してみてください。

プロフィール

スタイリスト情報

Top Designer 貴龍
Designer 黒山慶司

サロン情報

サロン名:apish AOYAMA【アピッシュ アオヤマ】
住所:〒107-0062 東京都港区南青山5-12-6 青山和田ビル2F

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