ライバルはいつも自分自身。苦しい道を選択して、人生の幅を広げていく【ROOTSオーナー 加藤孝子さん/後編】 - tredina(トレディナ)

ライバルはいつも自分自身。苦しい道を選択して、人生の幅を広げていく【ROOTSオーナー 加藤孝子さん/後編】

ライバルはいつも自分自身。苦しい道を選択して、人生の幅を広げていく【ROOTSオーナー 加藤孝子さん/後編】

サロンワークをはじめ、幅広く活躍されている美容従事者の中から女性ならではの『仕事にまつわる考え方』と、『キャリア形成』についてインタビューレポート。前回に引き続き、ゲストは渋谷「ROOTS」のオーナー、加藤孝子さん。彼女の考えるスタッフ育成と人生の楽しみ方とは。

渋谷にあるヘアサロン「ROOTS」のオーナーで、メンズカットの草分け的存在である加藤孝子さん。後半は「ROOTS」オープンの経緯や、仕事もプライベートも精力的に楽しむ彼女のパーソナリティーに迫ります。

接客の中でスタッフはお客様に学ばせて頂く

これまで加藤さんは複数のサロンでのご経験を経て、現在の「ROOTS」をオープンされましたが、ご自身のサロンをオープンするに至るきっかけを教えてください。

スタイリストになった当初から自分のお店を持つことを強く考えていました。私は大型サロンの株式会社から中小個人経営サロンまで経験し、カット技術テクニックはもちろんのこと、システム・スタッフ教育管理・経営など様々なことを勉強させて頂きました。
また、新規店舗立ち上げの店長という役職を頂いた時はかなりプレッシャーでしたが、やるからには必ず成功させたいという思いが強く、「言葉より行動する」をMyテーマにお店を起動にのせていきました。この経験が役立ち、自分が思っていたよりお店をスムーズに事を運ぶことができました。もちろん、オープニングスタッフには感謝しかありません。

この経験がご自身のサロンオープンに活かせているのですね。またスタッフ育成で心がけていることはありますか。

加藤:技術面はもちろんですが、まずは社会人としてのモラルを教えています。一般企業だと最初に研修プログラムが用意されていることがほとんどですが、私たち美容師は美容学校を卒業してからそのまま現場に入るので、社会人のマナーを学ぶ機会がありません。私にできることを指導したくなりますね。

では、お客様に対する接客はどのように指導されていますか?

加藤:「お客様に学ばせて頂く!」というスタンスを取っています。
サロンに入社したばかりの頃は、20代前半の同世代であればライフスタイルが同じなので多少会話にも自信が持てました。、けれども20代後半~40代の社会人の方や4~50代の専業主婦、また60代以上のご年輩の方には、いろんなことを教えて頂く「聞く姿勢 8割」が効果的。
わざわざ東京渋谷にいらっしゃるお客様は年齢や性別、職業が違えば、いろんな趣味や仕事、海外勤務、旅行のスタイルなどがバラエティーに富んでいます。知らないことや行ったことない場所、国などを教えてもらえます。ニュースやTVだけでなく、リアルな会話から得た知識が財産になるとアドバイスしています。

髪型だけでなくライフスタイルそのものを提案

ホームページやSNSを拝見していると、情報発信にとても力を入れているという印象を受けましたが、こだわりはあるのでしょうか?

加藤:日々のアクティブな仕事をシンプルにアップしてみると、私が思っていた以上にお客様からの反応がとても良かったのです!1日の中でサロンワークから撮影風景など、お客様が知らない情報を楽しみしているようです。時間の有効活用や仕事の楽しさを感じてもらえているので、マメに「ROOTS」のエンジョイシーンを配信したいですね。

Twitterを拝見すると、朝5時にツイートが更新されていたりもしますね。すごくパワフルですね!

加藤:お客様も毎日忙しかったり朝早かったりするなかで、私の早朝ツイートを見て「加藤さんもう起きているんだ!私も頑張ろう」と思って下さるみたいなので、ありがたいことですよね。アップした投稿が面白いと言われたりすると嬉しくて、日課になりました。お客様の中には夢や希望を感じている方も(笑)。

SNSを見て気づいたのですが、お忙しいなか海外旅行に行かれたりと本当にアクティブですね。

加藤:・時間がない、休みがない、忙しいからといって旅行に行かない方いますよね。人生は1度しかないのにもったいないかなぁと。「仕事も遊びも真剣に楽しみたい」がモットーなのです(笑)。仕事以外にもお客様にいろいろ提案できるような環境作りを自分自身にしています。これまでに、32カ国を訪問してきました。また、国内やアジア近辺なら日帰りしちゃいますね(笑)。

日帰りはすごいですね。

加藤:一般の会社員と比べて休日は少ないですが、その分行動内容は濃厚だと思います。去年はタヒチでスキューバダイビングをしてきたのですが、若い方から6~70代の様々な年齢や性別、国籍関係なく、一緒にアクティビティをポジティブに楽しめる瞬間が刺激的です。
特にご年輩の方々がアクティビティを楽しむ姿を見て感動します。日本ではあまり見ない光景な気がしますね。6~70代の先輩達がカッコよく人生を謳歌している姿を見ると「私なんかまだまだこれから!」と思います。

年齢をできない理由にしてはいけないということですね。

加藤:私は年に何回かスタッフ達や友人の仲間達と登山もします。百名山から日本最高峰ベスト10など名山に挑みますが、登山で出会うのは60代以上の方々がほとんど!辛い・苦しい、大変なことに挑む姿は私達のお手本ですね。意外と仕事にも反映できると思います。職場から離れて客観的に感じることは大切!

タイトなスケジュールのなかで、やりたいことを実現するために体力作りをされているのですね。

加藤:時間はあっという間に過ぎてしまうので、24時間を上手く使うようにしています。休みの時間をハードに使うと、冷房のあるサロンワークは心地が良くてたまりませんね(笑)。人間は自分に甘いものですが、私はできるだけ負荷をかけるようにしています。性格的に厳しい環境が楽しく感じるタイプなのです。また努力は必ず自分に返ってくるような気がします。

女性スタイリストが明るい未来を描くためにできることとは

これから加藤さんが女性として、またスタイリストとして美容業界で実践したいことはありますか?

加藤:東京で働く女性スタイリストのキャリアを応援していきたいですね。日本全国で見ると女性スタイリストは多いのですが、東京は3~40代から少なくなると思います。結婚や出産、旦那様の転勤などの様々な理由がありますが、ぜひ東京でチャレンジして頂きたいですね。むしろ、「経験が財産」で、あらゆる角度でヘアデザインに落とし込めると思います。
最近では産休・育休休暇制度などを取り入れているサロンも多くなってきているので、ROOTS でもしっかりサポートしていきたいと思います。女性目線のデザインを一緒に作り続けたいですね。

産休、育休問題が解決すると、スタッフのみなさんも安心して働けますね。最後に、現在美容業界で働いている方へのメッセージをお願いします!

加藤:辛く苦しい壁にぶつかったらすぐにやめてしまう方が多いのですが、むしろそこからが這い上がれるチャンスです!壁にぶつかる事は自分が経験してこなかった証です。知らないことで戸惑ったら、逆にラッキーですよ!それを乗り越える努力や練習、学習をすることで楽しさに変わります。辛いこと苦しいことにぶつかったら、自分コントロールをしましょう。仕事をする上で、初めから諦めずに「何事もやってみよう」というチャレンジ精神は大切です。ライバルは他人ではなく常に自分の中にいます。楽しい自分を開拓し続けましょう!

何かを選ぶときに、経験したことのない方を選ぶだけで人生の幅が変わりそうです。

加藤:私たち美容師はチャレンジし続けたいですね。恐れを知らない子供のように突き進んで転ぶというような精神力はある意味必要で、そんなのびのびとした心を忘れずにいたいものです。頑固な大人になるのではなく、もっと柔軟性にいろんなことに挑戦していきたいですね。

加藤孝子さんのプロフィール

スタイリスト情報

加藤孝子
オーナー

サロン情報

サロン名:ROOTS【ルーツ】
住所:東京都渋谷区神南1丁目20-7 川原ビル3F

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